京都のれんでも使われるラミー100%生地の張り感とは？

のれんの生地の良さを知って欲しい

　日本には世界に誇る事の出来る文化や芸術などが沢山あります。
特に京都にはそうした継承すべきものが沢山あると言えるのです。

神社仏閣の多い街並みにいまだに京町屋が立ち並び、そこにはたくさんの工房や
職人が存在し、京友禅や櫛、うちわや扇子などを製作しています。

職人が分業でそれぞれの専門分野を担当し、一つの芸術作品を作っているのも
独特の文化という事が出来るかもしれません。

専門の染色技術

のれんなども京都でいまだに職人が一つ一つ丹念に手作業で製作している代物です。
のれんは古の文化が息づく京都に欠かすことが出来ないのです。

町家の店先には必ずと言っていいほどのれんがかけられています。
のれんは現代の看板やのぼりの役割を果たすものであり、その店が何を商売にしているのか、
はたまた営業中であるのか休憩中であるのかを周囲に知らせる役割も果たします。

店によってそのデザインも色彩も異なり、使われる素材なども違ってくるのです。
伝統的な京懐石や漬物店、呉服店などは天然素材の生地を用いて、
天然の草木から作られる染料を用いてのれんを製作されます。

ラミー麻なら見た目にも天然の高品質であることが分かるため、
その店の品格や歴史などを顕著に示すものとなっているのです。

先述したように京都において看板の役目を果たすのれんは、商売に欠かすことが出来ません。
そのため日本でも京都はのれん店が一番多いエリアとも言われているのです。

中でも京都のれんは、京の漬物店や呉服店、和食店などの店先ののれんを製作するのに
絶大な人気を誇っています。なぜなら麻のれんをはじめとしたさまざまな素材の物を
販売していたり、染色技術も高度であるために絶大な支持を得ているためです。

京都のれんの麻のれん

天然素材としては木綿や麻などが代表的な素材になります。木綿は柔らかい感触であるものの、
水濡れなどに弱く、光劣化なども激しい素材となるんです。

そのため劣化が目立ってきたら頻繁に再オーダーして作り直す必要があります。
麻のれんも同様に光劣化などに弱く、メンテナンスや劣化が目立つと
再度作り直さなければなりません。

ところが京都のれんが扱う素材の中にあるラミー１００％の麻のれんは、
通常の麻よりも強度が強く張り感のある生地で素晴らしく、
劣化にも強いとされていて人気も高いです。

そのため店先に掲げておくのに最適であり、さらには雨などの水に濡れると
さらに強度を増すという特性もあるんです。通気性が良く吸水性も良いのに、
見た目はソフトな印象でのれんに最適なのです。